
こんにちは、管理人の三浦です。
アナリティクスによるアクセス解析はされていると存じますが、自分自身のアクセスを入れないように設定されていますでしょうか?
利用中のインターネットが固定IPアドレスであれば、アナリティクスのフィルタ設定で簡単に制御できますが、動的IPアドレスの場合はここに設定しても意味なしになってしまいます…。
そこで今回は「動的IPアドレスを除外した解析データのとり方」についての方法例をご紹介いたします。
自分のIPアドレスを把握してみる
参考1:利用中のIPアドレスを調べる
https://www.cman.jp/network/support/go_access.cgi参考2:固定IPアドレスと動的IPアドレスの違い
https://www.cman.jp/network/term/ip/p3/家庭や企業などで設定している場合は、固定IPアドレスが利用されていると思いますが、Wifiやカフェなどのインターネット通信を利用する場合は動的IPアドレスになると思います。
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クッキーによるアクセス解析除外とは
ではどうやって動的IPアドレスを除外してアクセス解析すればいいの~?ということですが、フィルタ設定は使わずに、ブラウザにクッキーとして記憶させることで解析から除外するやり方があったのでご紹介します。
この方法は「使用するブラウザごとに設定する必要がある」「クッキーを消去した場合は再設定する必要がある」というやり方なので、”一度セットすればよい”ではないところがちょっと注意です。
それでも、何かあるたびに自身のカウントをされることが無くなるので、正確なデータに近づけると思います。
アクセス解析除外、設定方法
手順は簡単です。
(1)htmlファイルを用意します。ここではfilter.htmlとしておきましょう。このファイルの中に以下を記述します。★マークにはアナリティクスのトラッキングIDを入れてください。
<!–ここから–><!doctype html>
<html>
<head>
<meta charset=”utf-8″>
<title>Googleアナリティクス アクセス除外設定</title>
<meta name=”robots” content=”noindex,nofollow”>
<script type=”text/javascript”>
var _gaq = _gaq || [];
_gaq.push([‘_setAccount’, ‘★’]);
_gaq.push([‘_trackPageview’]);
(function() {
var ga = document.createElement(‘script’); ga.type = ‘text/javascript’; ga.async = true;
ga.src = (‘https:’ == document.location.protocol ? ‘https://ssl’ : ‘http://www’) + ‘.google-
analytics.com/ga.js’;
var s = document.getElementsByTagName(‘script’)[0]; s.parentNode.insertBefore(ga, s);
})();
</script>
</head>
<body onLoad=”javascript:_gaq.push([‘_setVar’, ‘no_analytics’]);”>
<p>Googleアナリティクスの解析対象より除外設定完了。</p>
</body>
</html>
<!–ここまで–>
(2)filter.htmlをサーバーにUPします。
(3)filter.htmlにアクセスします。画面に「Googleアナリティクスの解析対象より除外設定完了。」と表示されて、設定完了です。
これで、アクセスしたブラウザからの除外が可能になりました。スマホからアクセスしても同様に除外されます。デバイスごと、ブラウザごとのアクセスが必要なところがやや面倒ですが頑張ってください。
除外されていない??: 設定した後、確認のためにアナリティクス解析でのリアルタイム解析を除くと、自分のアクセスが確認できてしまうため「出来てないじゃん!!!」と思われるかもしれませんが、落ち着いて下さい。どうもリアルタイム解析には除外設定しても反映してしまうようなのですが、実際ユーザー概要などに蓄積されるデータは明らかに数字が変わりますので影響無いようです。
以上、「動的IPアドレスを除外した解析データのとり方」でした。
お役に立てれば幸いでございます。
追加情報
chromeならアドオンを使って簡単に自分を除外できるという情報を頂きましたので紹介します。
「Google アナリティクス オプトアウト アドオン」 https://tools.google.com/dlpage/gaoptout?hl=jaアドオンを追加インストールするだけでJavaScriptが働き除外してくれるそうです。
簡単ですね~^^
また、「Google アナリティクス オプトアウト アドオン」のインストール後、追加されたアイコンを右クリックして拡張機能を管理の画面で「シークレットモードでの実行を許可する」にチェックを入れることで、シークレットモードでも除外設定が有効になる模様です。