
ターゲットユーザーを絞ること
以前某大学のWEB管理をしていましたが、その際に学んだことをご紹介します。
その大学ではデザインもSEOにも力を入れていました。新規ページを作る際は掲載する内容をもとにページの構成を作る訳ですが、その際に気をつける点があります。それはターゲットです。
そのページが受験生向けのものか、父兄向けのものか、これがブレないようにしっかり念頭に入れて制作します。例えば学生向けであれば、実験のシーンや活動内容の具体的な「面白い!」と感じる部分を訴求して「興味」を持ってもらうようにします。
反対にご父兄向けであれば、これまでの実績を数字で表した上で、この学校に入ると卒業後にどんな未来があるのかというようなイメージが湧くような内容で構成します。
作るページの内容にもよりますので、いつでもこのように作る訳ではなく一例ではありますが、「ターゲットをしっかり絞る」という部分はどのページでもコンテンツでも重要です。
ターゲットを絞ってページを作成するとき、気持ちを込めるためには、ターゲットを想像してラブレターを書くような気持ちで作ると書きやすいと聞いたことがあります。ラブレターにふさわしくないターゲットもいるかもしれませんが、そこは臨機応変にお願いします。
ユーザが求めるものを考える
また「何が求められているのか」を予測して、求められた内容にとこちら側の伝えたいことを絡めていく感じ進めます。予測すると言っても神様じゃありませんので「絶対こうだ」という訳には行きませんが、とにかくいろいろな状況を想定してみたり、これまでの傾向から予想したりです。
わたしも個人的にサイトを作成する際に、前もってターゲットを決め、キーワードや検索ボリュームなどを調査した上で作成しますが、それでも作っているうちにだんだんとブレてくるときがあります。
「自分の伝えたいことを伝える」「書きたいことを書く」というスタイルになると、「求められているもの」から徐々にズレていく方向になります。常にユーザーに対する意識を持っていないとうっかりしてしまうことです。これは意外に気が付いていない人が多いので気をつけたいところです。
全てを検索データから予測するというのもバランスが悪いですが、何のデータも見ないままにコンテンツを作ると労力ばかりかかって成果につながらない…という残念なことになる場合もあります。専門的で役に立つ情報だったとしても起こりえる現象です。必要とする人間に見せることが出来なければ「存在しないもの」になるかもしれない訳です。
筆がのった時や、書いた内容に自信があるときは特に気を付けていきたいところです。ですが印刷物とちがいWEBは公開した記事やコンテンツを後から修正できるのがいいところですね。
記事に画像を挟むことで可読性をあげよう
また、ページを作成するときには画像が大切です。この画像自体がイメージに直結することもありますし、なにより文章を読ませる上で画像がないと非常に読みにくいページとなり、離脱につながるかもしれません。
特にネットの記事は、文章を読んでいるのではなく実は「見ている」という話も耳にします。サラサラっと見て、目に留まるところで読み始める…そんな経験はありませんか?
例えばスクール系のサイトは活動中の画像を多く取り入れることで入会を悩んでいる方に「どんな教室なのか」というイメージを渡すことが出来ます。画像の見栄えが良い写真だけでなく、作業しながら笑っている写真、手やしぐさ、制作物のBefore After、なども合わせて掲載する方が伝わります。
「このスクールに入ってみたいな」と考える要素を想像して、それにふさわしい画像を挟んでいく感じです。百聞は一見にしかずということばがありますが、長い文章をつらつらと読んでいても悩むばかりで決定打にならないことがあります。
「少し悩んでいるユーザー」にどうのようにして訴求するかは重要なところです。